色んな遊び


by yasutakak2

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春の〆

いよいよ春を追う釣りの〆。

今シーズンは想像以上に早い開幕に、あたふたしながらも何とか追いつき、イメージにそう釣りを展開できた。
上がり始め・天候・潮周りなど、複雑なパズルを少しだけ理解できた気がする。
それに応じて去年までの自分の浅はかさにも気が付き、そしてまた来年は今の自分の浅はかさに気がつけると思う。

そして思うのは、自然ってのは本当に素晴しいってこと。
今は釣り自体が難解な問題に突き当っているが、必ずしも答えを求めるだけが正解ではないと思う。
人の進化も、それ自体が自然でもある。
時に特別であろうと、きっと最後には戻るべき所に行くんじゃないのかな?
そんな意味でも「例年と言う言葉」を多用した今年の自分にとって、今シーズン一番嬉しいのは常に驚けた事だった。

そんなふうに感じれた春に感謝である。

さてその最終日は、やはりピークを共に体験したマイクさんと共に。
そもそも雨じゃないと休めない自分が、なぜかマイクさんの休みの日と一致する事もすでに奇跡と思って良い(笑)
実際、月・火曜日に大潮後の中潮初日&低気圧接近が、このシーズンに2回も来るなんて、これはもう神がかっているとしか言いようが無い。
2月頃から今年獲る魚を日記で公言し、それを達成する為に例年以上にシーズナルパターン(安易だが)を意識し、さらに人様に釣ってもらいたいなんて・・・
こりゃぁもう、はっきり言って図々しいにもほどがある。
でも、その超難解なパズルに挑もうと思わせてくれたマイクさんが居たからこその、超自己満足を得れたんじゃ無いかと思う。
文章がメチャクチャだが、意味を解って欲しい。

そんな事を考えながらも、夜明け近くに湖面に向かう。
霧がうっすらとフィールドを包みこみ、目に映る景色が全て青く映る。

青と白の世界。
それは色ではなく、トーンの強さのみで作られた世界でもある。
この時間が最も好きな時間。
まだ偏光グラスは役に立たない。
視覚に頼らず、音を使って空間を把握する。
そんな時間を楽しむ。

ここ数日の流れで、今日アフターの魚を獲ってこのシーズンを終わりにしたいと考えていた。
もちろん30~40cmを狙えばまだまだこれからがハイシーズン。
でもそれには魅力を感じれない自分がいる。
リンクするのではなく、一矢の魚を獲る。
それを絞っていたから、当然ネストの魚も欲しくない。
一番欲しいのは二股ワンドの真ん中の岬沖、4mラインで回復してきた魚。
今回の潮周りではなく前回の大潮で落ちていった魚である。

そんな岬に立つ。
もちろん途中のワンド奥もチェックした。
しかしこれと言った反応は無い。
その事実が岬先端に立つ自分に期待を持たせる。

この岬、始まりの岬でもある。
そして終わりをも教えてくれる場所でも在る。
エリアではなくポイント。

そこから様々な思いを乗せてフルキャストをした。
メガバスF4-71アドバンテージ&カルカッタXT201から飛び出したブルーザが青味が薄れた景色になじんでいく。

一度ボトムを関知し、浮き上がらないようにイメージしながらスローにリトリーブする。
縦ではなく、そのレンジでロールをさせる。
追わせるのではなく、その距離で気付かせる。
そこから軽くトゥイッチし、ロールから上へ逃げるタイミングを作り、ショートフォール。
抜きのイメージに近い(逆だけど)。

その時にテールとヘッドの位置が入れ替わるのだが、ブルーザはそのテコの動きのスピードが実は一定にならないのがキモ。
紙飛行機が上にスーと上がり、そこから失速した時に木の葉のように加速しながら落下するが、その動きに非常に似た姿勢を作る。
そしてその動きが今期の釣果をたたき出した。
Sドライブ(だっけ?)が横でやるのを、縦でやる。

その瞬間をイメージし、表現できた瞬間に軽くアタリが出た。
聞くと離す。
でも必ず喰っているのである。
それを送ると表現する事も出来るが、追うとも考えられるんじゃないか?

めいいっぱいのストロークを確保してF-4を捌く。
瞬間的にシェイクされるがテンションを保ち浮かせる。
しかし、ここで浮かないのがアフターの魚。
上手い具合に横の力へと分散された。
こうなるとカルカッタのギヤ比がマイナスになる。

煙出るんじゃないか?ってスピードでハンドルを廻す。
しかも竿は立ちっぱなしで(やらしい?)
プリのぬるいさばきが板についていて、なかなか決着を付けられない。
反転させるにも冷や汗が出る。

ここで初のジャンプをした。

フッキング位置を確認。
惚れ惚れするほど完璧。
目がいいって事がまた役に立つ(笑)

ここから一気に寄せる。
飛ばせて寄せる。

そして最後の抵抗を横に流し、ターンの瞬間に水から揚げた。
それはまさにサーフのシーバスで覚えた技術だった。

春の〆_c0025471_22204391.jpg


アフター回復の54cm。
この魚が春の終わりを告げる。

その数分後、ワンド奥でマイクさんが掛けたのがこの魚。

春の〆_c0025471_22244219.jpg


ラバージグのスイミング!!
また一つ美味しい物を見せてもらえた。
もちろん質問攻めだが、やはりチンプンカンプン(笑)
こりゃぁ何とか自分のものにせねば。

その後、思ったよりも天候の回復が早く、早めにフィールドを切り上げた。
これにて、今期の春を終わりにしようと思う。
とても良い釣りが出来たんじゃないかと思うし、満足もしている。
ただ、これで春の魚を全て知ったわけではないとも考えている。

ココには3つの種類(習性)の魚が居ると思っている。
今期釣ってきたのはその1部である。
主に北面を生活権にし、そこで一生を終える魚の事で、「例年は」って言っている魚の事だ。
エリアに絞られた中での釣りなので、比較的動きをつかみ易い。

実はその他に、湖全体(ディープも含む)をスクールする魚と、南面に住む魚が居ると考えている。
水位の問題もあるが、本当に一矢の魚を追っただけである。
実際、エリアによっては6月中旬まで50UPがスポーンする場所も確認してある。

でもそれは来年の魚。
また来年、楽しもうと思う。

だから今期はこれでおしまい。
次はまた違う意味の魚を釣りたいね。


ある尊敬するプロに「生かされているんだ」って言葉を戴いた事がある。
そこには「傲慢になる自分を戒める、強い意識を持つ」って気持ちが在ると解釈している。
ついつい解った気になる自分も居る。
でも、そこにアプローチする自分をあっさりと自然が否定する。
だからまた挑めるんだし、それを解り合い、思う釣り人と共に時間を共有する事がメチャクチャ楽しい。

一人の釣りも、二人の釣りも、それはまた一緒である。
追求する楽しみを、違う視点から共有してもらう事で大きく成長できたんじゃないかな?
その時点で1人では無かったね。

プロ(バスじゃないけど・・・笑)・マイクさん・祈・ベッチ。
そして全てを受け止めてくれる自然に感謝である。
by yasutakak2 | 2005-04-27 22:41 | バス