色んな遊び


by yasutakak2

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1本の価値

月曜から気になっていた低気圧が、とても良い形で接近するのは判っていました。

判っていましたよ。
ただ・・・
ここまで良くなるとは思っていませんでした。
木曜午後の予報では、明日は波高1m→4mと。
しかも潮周りは大潮なので、夜明けの潮位が高い。
と言うことは、磯にビバークです。

金曜21:00にモリさんと合流後、途中のキャスティングでネタを補充して東伊豆へ向かう。
すでに雨はパラパラと降っているが、コレは内陸に掛かる雲から流れてきた雨と判断した。
と言うのは、今回の急激な時化と雨は、土曜の朝からのものと予想していた。
よって予定通り干潮の時間を狙って磯へ。

心配だった道路渋滞(早いところは、明日からGW)もなく環八→東名→小田厚→R135と順調。
雨もなし。
いつものコンビニに到着して、さっそく準備に入る。

今回悩んだのは、レインウェアーを着ていくか。
これ、雨のことではなく、帰りの潮位のこと。
潮位が高いとレインウェアーのパンツは非常に邪魔。
特に生地が2枚重ねのタイプはこの生地の間に海水が入り、歩きにくいし疲れると、良いことが無いのである。
でも、今日は低気圧に吹きこむナライ(北東風)のために、深夜に掛けてかなり気温が下がることが予想される。
アホみたいに寒い磯の辛さを良く知っているからこその悩みなのである。
そんなことをう~ん・・・と考えてる間にもモリさんが着々と準備をしてスタンバッテいる。
しっかりとレインウェアーを着込んで。
それを見て、冬支度(ウェット+レインウェアー+ネオプレーンソックス+ネックウォーマー)で行くことにした。
行きの瀬渡りで濡れなければ、たぶん朝まで持つだろう・・・

で、瀬渡り終了したら汗だくでした。
30分後には汗が冷えてきて、半端なく寒い(泣)

さて海の様子。
先週の満月ベタ凪とはうって変わり、真っ暗闇の中に怒涛のウネリが入ってくる。
夜に実績のある場所からしばらくキャストしたが、荒れすぎて夜の良い条件が無いこともありノーバイト。
特に潮位が低いこともあり、湾の奥では釣りにならない。
こういう時はやっぱり岬の先端部のような場所が良い。
しかし、とてもじゃないけど明るくなるまでは、そんな美味しいポイントへは危なくて入れない。
こういう時は無理をしてもロッドを折るだけ(あれから1年たった。ちょっと成長したかもw)。
と言うことで、高台から海を見下ろして夜明けを待つことに。
時計を見るとまだ1:00。
夜明けまであと4時間もあるので、ナライの冷たい風を避ける隙間に身を隠して寝る準備をした。
と、そのとき。
暗闇から一人、釣り人が瀬を渡りきって釣りの準備を始めているのが見えた。
モリさんが「あれ、ヒラですかね???」と・・・
まぁ確かに、この時間とタイミングで渡ってきたら、それは間違いなくヒラ狙い。
しかもよっぽどのおバカさん。

Kebuちゃん登場でした(笑)
で、さっそく釣りを始めた。
やる気満々で。
が、しかし、まったく反応なし。
30分後には「体を温めるためのキャスト」に変わってましたね。。。

それを見届け、しばし寝に入る。
寒い。
本当に寒い。
でも、けっこう何とかなるもので、ライジャケの中に手を入れたら少し暖かくなって寝れた。
人間って面白いな。
マイナスな状況でも、それよりもマイナスな状況からチョットだけプラスになっただけで、思考が「プラスな状況である」と決め付ける。

でも、マイナスはマイナス。
布団の中なら8時間寝れるような身体的疲労なのに、たった1時間で目が覚める。
寒い。
やばい位に寒い。
とりあえず海を見てみた。
素晴らしいサラシが広がっている。
そして不安になる。
ひょっとして、低気圧の動きが早くなったのでは・・・

今回は、夜明けの潮位が160cmで、昼間は10cmほどまで一気に引く。
しかし、時間が遅くなるほどに波高さが一気に上がってくる。
そのため、夜が明けのゴールデンタイムが終了したら、直ぐに撤収するつもりでいたのだ。
「潮位は高くても、波が無いほうがよい」と言うことである。
しかし、もしも低気圧が早く進んできて、「潮位が高くて波も高い・・・」何て事になったら・・・
まぁその時は潮が引く昼間に帰ればいいのだが、その時間は激しい渋滞が予想されるのである。
まぁ安全が第一であるが。

さて、夜明けまであと1時間。
なにして暇つぶしをしようかと考えながらタバコに火をつけて、ライジャケ背中のポケットに入れておいた「きびだんご」を取ろうとした時に、キャスティングの袋が目に入った。
あ、そういえば『カサゴ用のワームとテキサスリグワンセット』を買ったんだっけ。。。

とりあえずセットして、目の前にキャスト。
足場が高い(5m)し真っ暗なので、いまいち何やっているかわからないが、ボトムを漂わせている時にコツコツっと来た!
が、すっぽ抜け。
しかし手ごたえはあった。
辺りを見回し、波が入らない岬を探す。
要するに、低い位置から深い場所をやりたいのです。
結果、ちょっと戻った場所の岬にサラシが無いのを発見した。

夜明けまでの時間は、準備も入れると30分ほど。
それまでカサゴを狙う。
真っ暗な海にライトテキサスをキャストして、潮に流しながらボトムを探る。
直ぐにコツコツ!ときて、あわせたがバラし。
ヒラロッドなので、ロッドでアタリを取るとすでに手遅れっぽいw
そのために、ライトでロッドの先から伸びるラインを照らして、目で見てアタリを取る。
で、また直ぐにバイト!
今度は乗った。
が最後にポロリ。。。
う~ん。
で、結論。
向こう合わせでのフッキングをするために、止めないでスローに巻き巻きして、バイトがあったらゴリ巻きでぶち抜きw
で、2本釣れました(嬉)
気が付くと沖に小さな漁船を発見。
あれ、もうそんな時間?
で、慌ててヒラを狙いにサラシの広がる岬に戻る。
今日の感じでは、おそらく岬の先端が良さそう。
と言うことで、モリさんが居る岬に入り、裏側の数箇所のポイントを手早く回る。
すでに明るくなり、潮がかなり濁っていることを確認したので、ルアーを金/黒にして、岬先端を抜ける波が作る小さな滝へキャスト。
その滝つぼを抜けた瞬間にゴ!!っと来たが、1秒でフックアウト・・・
ここは小場所なので、ルアー回収しながらすでに次のポイントへ足を向ける。
たぶん今がゴールデンタイム。
今日は長いこと磯に居たので思うのだが、この時合いは一瞬で終わる気がする。
で、渋いときの時合いは、湾の中よりも岬の先が良い。

岬先端に出て、岩の奥に広がるサラシの際へキャスト。
1本の価値_c0025471_036510.jpg

↑こんな感じの場所。
手前岩の奥にもう一段見えないブレイクがあって、そこから突き上げてバイトが出る。
で、出ました。
が、乗らず。
しかし、完全にゴールデンタイムである。
直ぐにコースを外して、一つ横のブレイクを通すとヒット!
ロッドを立て、潜らせずに飛ばして勝負。

潮位が高いので、寄せ波と鰓洗いを使って岩を超えられる。
手前のワンドに入れてからは落ち着いて魚を回し、しっかりと弱らせてからランディングをした。
1本の価値_c0025471_0363475.jpg

最初の滝つぼからここまで、約3分の出来事。
それからは一回もバイトも無かった。
1潮前とはぜんぜん違う状況だが、今日は久しぶりにヒラっぽい楽しさが満点だった。

帰りの瀬渡りの頃に、雨が降り出す。
その降りかたは、夏の低気圧のように強弱のメリハリがある。
数時間後は、きっとここは人の居られる場所では無いだろう。
1本の価値_c0025471_0371095.jpg

雨に打たれた野に咲く花を見て、着々と季節が進んでいく事を感じた。

1本の価値_c0025471_0373590.jpg

by yasutakak2 | 2009-04-25 21:24 | シーバス