思ったよりも温かい風の吹くシャローへ、相変わらずのエイに怯える第1歩を踏み出しました。
一緒に行ったみんなが思い思いの場所へ入るのを見届けて、その後ろを回り一気に下流域まで入りました。
狙っていたのは、もっとも本流からシャローへ水が入り易い地形の場所。
幅が約10mほどのスリットになっていて、その裏にあるカレントと合流しつつシャローへと水が差し込む場所です。
瀬尻に出来る払い出しというやつですね。
次の瀬との間に出来たこのスリットに大量のスズキが上流を向いて溜まります。
その入っている群れの中から、最も良い位置に居るはずの80cmを、瀬の上に乗ってダウン(でも横から流れが入るから、ややクロス)で狙います。
今回狙ったのは、自分が立つ瀬の終わりの、さらに少し巻いて流れが弱くなって居る場所です。
単独ストラクチャーではなく、その横にある地形で出来たヨレでした。
ダウンでピンを狙うネタとして、ベイトタックを持っていきました。
ロッドはメガバスのF4-71です。
同じドラグ負荷を掛けて曲げてみましたが、何気にビーストブロウルよりもブランクはハードです。
逆に言えば負荷時の曲がりが少ないのでバラシ易いかもしれませんが、フックを1番にしたレアフォースならベイトリールのトルクでゴリ播きすればなんとかなるのでは・・・と思います。
が、失敗(笑)
入水直後に向かい風にテストキャスト。
思ったよりも距離が出せないので、ブレーキをゼロにしたらバックラ(爆)
すぐにサミングしたので簡単に直る程度でしたが、一等地でやるには不安があるのですぐにスピニングへ戻しました。
気を取り直して、瀬の横に出来ているスリットに無理してアタックです。
まずは瀬の上に出ないと流れの上流側に出れませんからね。
これは上手くいって、十分な潮位を持っている時間に渡れました。
ためしに瀬の上を軽く流すと、60cm前後のシーバスがすぐにヒット。

次に、その瀬の本流側を流すと、70cmほどのシーバスがヒット。
これで一回頭の中をリセットし、本命場所まで慎重に瀬の上を歩いていきます。
ライトで照らすと、60cmほどのスズキがポツポツと居ましたが、今回は全て無視しました。
5分後に狙っている瀬尻へ到着しました。
左手に太い本流が下げて行き、右手は広大なシャローが広がります。
正面には本流からシャローへと右折して入り込む流れが作る、深いスリットがあります。
自分が立つ瀬がその巻きこみを作り、その裏には若干の反転流が見えます。
前回はこの流れの本流側にキャストし、10mのスリットを全体的に拾って70cm前後を釣りました。
今回はピンで巻き込みだけを狙うイメージでキャストします。
あと20分もすれば瀬が出てしまい、3次元的な流れは終わります。
水深が浅くなったその瀬尻は、ルアー回収時にボトムに付いてしまい、次のキャストは出来なくなります。
よって、1投目が勝負です。
ルアーはレアフォースにしました。
フックサイズとキャスト精度からの選択です。
また、小さいサイズが乗りにくいという事も配慮してのことでした。
リーダーをチェックし、しゃがんで、やや左から吹く風が緩むの待ちます。
300mほど後ろでは、仲間の誰かが魚をかけたであろう喧騒が、うっすらと風に乗って届いてきます。
みんなが集まって、ワイワイやっているようでした。
ぼんやりそれを見て、今やっていることの意味を考えました。
前回から流れは、ホントにただの推測です。
その推測に従い、この場所に身を潜める自分は、確かにこの瞬間を楽しんでいます。
やっとリザーバーでデカいバスを狙っていた頃と同じイメージになってきました。
ひょっとして、みんながやっている場所でもっとたくさん釣れるかもしれない。
でも、今釣りたい魚は、20m先のその場所にいる魚です。
遠くでフラッシュが炊かれ、やがて1箇所に集まるライトが別れ、また闇夜に消えていきました。
ボチボチ馴染んだかな?と思い、少しだけ腰を上げてファーストキャスト。
流れの中に着水したので、その瞬間にロッドへ強い負荷が掛かります。
軽くジャークして張られたラインによって、扇状の弧を描いてレアフォースが手前の瀬尻へと入ってきました。
その動きに合わせ、ロッドを左へめいいっぱい倒しこんだ瞬間に、ゴクンッ!!っと手元へ重い衝撃が伝わりました。
次の瞬間には、スローモーションのように水面で「ひたすらデカいスズキ」がヘッドシェイク。
そのまま一気に瀬上に出そうかと思い、綱引き状態でリールをゴリ巻きしました。
たった1mで良いのです。
そこへ上げてしまえば、群れへの影響も無くゆっくりとファイトが出来る「瀬の裏」へと誘導できるのです。
しかし、そのスズキは、思ってたよりも大きかった。
あるいは、ビーストブロウルがあと1フィート長ければ・・・
その意図にまるでスズキは気がついたように、一瞬のテンションの緩みを察知して反転し、太い流れを持つスリットへと進入していきました。
勝負を早める為、強めに設定していたドラグは唸る一方で、まったくラインを回収できません。
ロッドが伸されるので、長期戦を覚悟し、少しドラグを緩めました。
やがて、豪快に出るラインが少しだけ収まり、ココからは丁寧に行こうかと思った矢先のことです。
突っ走るラインから、フッと一瞬テンションが抜けました。
ヤバイ!と思ってロッドを大きく捌きましたが、すでにその先にはもうスズキが居ないことは明白でした。
走り終わりに反転したのかもしれませんし、強いドラグ設定の為に傷口が広がったからかもしれません。
感覚的には、その緩んだ瞬間はまだスズキは付いていたと思います。
気がつくと、後ろの瀬は干上がりだし、遠くから仲間が歩いてくるのが見えました。
あさっての方向へ流されたルアーを回収し、ルアーをチェック。
フックは伸びていません。
やがて合流した仲間が「釣れますか?」と私へ声をかけました。
あのスズキ、何センチあったんだろうか。
バラした魚のことを言ってもキリがないのは良くわかっていますが・・・
ほんと、まだまだですね(笑)
しばらくその場でキャストをしましたが、やがて下げていく潮に従いまた沖へ行きます。
すでに私を迂回してその下流に入っている仲間たちですが、ブレイクに深く立ちこんでいるのを確認しました。
オタケビ具合からポツポツと釣っているようでしたが、思い切ってまったく逆のシャローへと足を進めました。
前回の良かった流れの場所に入りたかったのですが、残念ながらヒットポイントの真ん中にシーバス船が入っていました。
ちょくちょくフラッシュが炊かれているところを見ると、それなりのようです。

シャローをテクテクと釣り進み、やがて小さなスリットにたどり着きました。
いつものサーフと同じ、30cmほど深くなっているスリットです。
一本の杭の後ろに出来ているヨレの方向から、そこだけやや斜め方向から流れているのが解ります。
おそらく、そこに瀬(サンドバー)を越えてきた流れが差し込んでいるのではないかと。
サンドバーのトップにピースやスーサンをキャストし、50~60cmのスズキを何本か釣ったところで少し休憩w

刺激しないように流れの正確な構成を確認しました。
早く強い流れはサンドバーのトップからその下にかけて発生しており、杭の辺りで緩く太い流れになっています。
ちょうどその手前がもっとも深くなっているスリットです。

杭の手前でV字を書くラインにレアフォースを流し、ヒットしたのは80cmをちょっと超えたサイズでした。
釣ったあとに歩いて確認したら、小さなエイがたくさん居ました(笑)
ネタ的にここでサンドウィッチをくわえながら写真を撮りたかったのですが、さっきバラした後に食べてしまい残念w
その後もポツポツとシャローで50~70cm前後を釣り、目標としていたトータル220cmをクリアーしました。

ちゃんと計ったら230cmは行ったかも知れませんが、そこにこだわるのはもう良いかなと。
時期的にトーナメントでは使えないし、なんと言ってもあのバラしたヤツが気になります。
釣った数はよく覚えていません。
たぶん大小あわせて25匹ぐらいかなと・・・
ヒットルアーはスーサン・ピース100・レアフォース。
グースも使いましたが、ヒットの割りにキャッチが出来ませんでした。
流れの構成・水深をピース・スーサンで探り、ここぞという場所でレアフォースを投入して良いサイズが釣れました。
80cmが釣れた場所は70cm前後がまったく釣れなかったので、同サイズの群れの中の釣りという感じではありませんでした。
ちなみに今回の釣果の95%はシャローです。
その後、やって見たかった上げを狙いましたが、胸まで立ちこんでも思うような釣果は出ませんでした。
同時刻、ゆなじろうさんが少し離れた場所で良い釣りをしたようなので、それがヒントかもしれません。
一度、新所沢の飲み屋で、地図を片手に会議が必要ですね(笑)
今シーズン、これだけの釣りが出来るようになったのは、その沢山のヒントを惜しげもなく提供してくれた仲間のおかげです。
整理された情報しか掲載されていないネットや雑誌では、ここまでは見えてこなかったと思います。
特に「釣れた話し」ではなく、「良いと思ったけどダメだった話し」のほうが、重要になっていたと感じています。
本当にありがとうございました。
ちょっと悔しい思いと、たくさん嬉しい思いをミックスした今回の潮周りはこれでおしまい。
今週末はヒラに行きますので、そこで今回得たことを試してみようかと思います。
そして次の潮周りは・・・
あ、TSSTのクラッシックですが、今回は参加しません。
なんか社長の誕生パーティーがあるそうで。
まったく、余計なときに生まれたもんですなぁ(怒)